
プリザーブドフラワーのブーケを作ってみたいと思ったものの、
「難しそう」「センスがないから無理かも」
そんな不安で手が止まっていませんか?
実は、私も最初はまったく同じでした。
動画を見ても形が決まらず、花を折ってしまい、材料をムダにした経験があります。
でもあるとき、「ブーケ作りには守るべき型がある」ことを知り、状況が一変しました。
プリザーブドフラワーのブーケは、感覚や才能ではなく、
正しい手順と考え方を知っているかどうか で仕上がりが決まります。
逆に言えば、順番さえ間違えなければ、初心者でも十分きれいに作れるのです。
この記事では、
・初心者でも失敗しにくいブーケの基本
・必要な材料と下準備
・ブーケアレンジの具体的な作り方
・よくある失敗とその回避方法
を、専門用語をできるだけ使わず、小学5年生でも理解できる言葉で解説します。
読み終わるころには、
「自分にも作れそう」ではなく、
「今日これから作れる」 と思えるはずです。
目次
プリザーブドフラワーのブーケとは?初心者が最初に知るべき基礎知識
プリザーブドフラワーと生花・ドライフラワーの違い
プリザーブドフラワーのブーケをきれいに作るためには、まず「プリザーブドフラワーがどんな花なのか」を正しく知ることがとても大切です。ここを理解しないまま作り始めると、扱い方を間違えて花を傷めてしまったり、思ったような仕上がりにならなかったりします。
プリザーブドフラワーは、生花を特殊な方法で加工し、水分を抜いて保存性を高めた花です。見た目は生花のようにみずみずしく、色も鮮やかですが、水やりは一切不要で、数年単位で美しさを保てるのが大きな特徴です。一方で、生花のような弾力はなく、花びらはとても繊細です。強く触ると割れたり、欠けたりすることがあります。
ドライフラワーは自然乾燥させた花なので、色味は落ち着き、カサカサとした質感になります。それに比べてプリザーブドフラワーは、やわらかさと華やかさを保っているため、ブーケにしたときの完成度が高く、ギフトや記念日用としても選ばれやすい素材です。
この「見た目は生花、扱いはとても繊細」という特性を理解することが、プリザーブドフラワーのブーケ作りで失敗しない最初の一歩になります。
ブーケの基本構造と考え方
ブーケというと、なんとなく「花をまとめたもの」というイメージを持つ方が多いかもしれません。しかし、実際のブーケ作りには、きれいに見せるための基本構造があります。
ブーケは大きく分けると、
・正面から見たときの形
・横から見たときの高さと奥行き
・持ち手(ステム部分)の安定感
この3つで成り立っています。
初心者がつまずきやすいのは、「正面だけを見て作ってしまう」ことです。正面はきれいでも、横から見ると花が平らに並んでいたり、逆に一部だけが飛び出していたりします。ブーケは立体であることを意識するだけで、仕上がりが一気に華やかになります。
また、ブーケは「足し算」ではなく「引き算」の考え方が重要です。たくさんの花を使えば豪華になると思いがちですが、実は花を入れすぎると全体が重たくなり、まとまりがなくなります。主役になる花、支える花、動きを出す花。この役割を意識することで、少ない本数でもバランスの良いブーケが作れるようになります。
初心者がブーケ作りから始めるべき理由
プリザーブドフラワーには、リースやボックスアレンジなどさまざまな楽しみ方がありますが、初心者にはまずブーケ作りから始めることをおすすめします。
理由はとてもシンプルで、ブーケは花の扱い方・配置・バランスといった基本がすべて詰まっているからです。ブーケが作れるようになると、他のアレンジにも応用がききます。
また、ブーケは途中で手直しがしやすいのも初心者向きのポイントです。配置が気に入らなければ、組み直すことができますし、少しずつ形を整えながら完成形に近づけられます。これは、接着剤を使うアレンジにはない大きなメリットです。
私自身、最初は小さなブーケを作る練習から始めました。最初の1つ目は正直、形もいびつで「これは失敗だな」と感じる仕上がりでした。しかし、2回目、3回目と作るうちに、「この向きに入れると広がる」「ここを締めるときれいに見える」と感覚がつかめてきました。ブーケは、作るたびに確実に上達を実感できる点も、初心者に向いています。
失敗しにくい花材の選び方
ブーケ作りで失敗しないためには、最初に選ぶ花材もとても重要です。いきなり大きな花や個性的な形の花を選ぶと、扱いが難しく、バランスを取るのが大変になります。
初心者におすすめなのは、
・形が安定しているバラ
・小ぶりで隙間を埋めやすいアジサイ
・動きを出しやすいグリーン類
といった、定番の花材です。
特にアジサイは、少量ずつ分けて使えるため、ブーケのボリューム調整がしやすく、全体をまとめる役割として非常に優秀です。また、色は2〜3色までに抑えると、失敗しにくく、上品な印象に仕上がります。
「華やかにしたい」と思うと、つい色を増やしたくなりますが、色数を絞ることで、花そのものの美しさが引き立ちます。最初はシンプルな配色でブーケを完成させる経験を積むことが、結果的に上達への近道になります。
ブーケ作りは基礎理解が仕上がりを左右する
プリザーブドフラワーのブーケ作りは、特別な才能が必要なものではありません。大切なのは、
・プリザーブドフラワーの特性を知ること
・ブーケの基本構造を理解すること
・初心者向きの花材を選ぶこと
この3つを押さえるだけで、仕上がりは大きく変わります。
いきなり完璧を目指さなくても大丈夫です。まずは小さなブーケを1つ作り、「形になる体験」をすることが、次のステップにつながります。
プリザーブドフラワーのブーケ作りに必要な材料・道具一覧
最低限そろえるべき花材
プリザーブドフラワーのブーケ作りは、材料選びの段階で仕上がりの8割が決まると言っても過言ではありません。特に初心者の場合、「とりあえず好きな花を集める」という選び方をすると、組みづらくなったり、全体がちぐはぐになったりしやすくなります。
まず最低限そろえたいのは、メインになる花です。定番はバラで、形が安定しており、ブーケの中心を作りやすいのが特徴です。大きさは中輪〜小ぶりのものを選ぶと扱いやすく、初めてでもバランスを取りやすくなります。
次に必要なのが、サブフラワーです。アジサイや小花系のプリザーブドフラワーは、メインの花の周りを自然につなぎ、隙間を埋めてくれます。ブーケにやわらかさと広がりを出す重要な役割を担います。
そして忘れてはいけないのが、**グリーン(葉もの)**です。グリーンは脇役と思われがちですが、実はブーケの完成度を大きく左右します。花と花の間にグリーンを入れることで、色の切り替えが自然になり、全体がぐっと洗練された印象になります。
初心者のうちは、「メインの花」「サブフラワー」「グリーン」の3種類を意識して選ぶだけで、ブーケ作りが一気に楽になります。
ワイヤー・テープなど道具の役割
プリザーブドフラワーのブーケ作りには、生花とは違った専用の道具が必要です。ただし、最初からすべてを完璧にそろえる必要はありません。役割を理解したうえで、必要なものから準備すれば十分です。
まず必須なのがフローラルワイヤーです。プリザーブドフラワーは茎が短かったり、もろかったりするため、そのままではブーケに組めません。ワイヤーを使って人工的に茎を作ることで、長さや角度を自由に調整できるようになります。
次に必要なのがフローラルテープです。これはワイヤーをまとめ、持ち手部分を整えるために使います。テープを巻くことで滑りにくくなり、ブーケとしての安定感が増します。
そのほかにあると便利なのが、ニッパー(ワイヤーカッター)とハサミです。ワイヤーを切る際に普通のハサミを使うと刃を傷めてしまうため、ニッパーはできれば用意しておきたい道具です。
道具は見た目が地味ですが、正しく使うことで作業効率が上がり、花を傷めるリスクも減らせます。
初心者におすすめのブーケサイズと本数
初めてブーケを作るとき、多くの人が「せっかくなら大きくて華やかなものを作りたい」と考えます。しかし、最初の1つ目はあえて小さめサイズを選ぶのが成功のコツです。
初心者におすすめなのは、手のひらから少しはみ出る程度のコンパクトなブーケです。花の本数でいうと、メインの花が3〜5輪、サブフラワーとグリーンを合わせて全体で10〜15本程度が目安になります。
このくらいのサイズであれば、全体を見渡しながら調整しやすく、「どこを直せばよくなるのか」が分かりやすくなります。逆に本数が多すぎると、どこが原因でバランスが崩れているのか分からなくなり、途中で手が止まってしまうことがよくあります。
小さなブーケでも、色合わせと配置を意識すれば、十分に華やかさは出せます。まずは「きれいにまとまった1つ」を完成させる経験を大切にしましょう。
コストを抑えて始める方法
プリザーブドフラワーは、生花に比べるとどうしても価格が高く感じられることがあります。そのため、「失敗したらもったいない」と不安になる方も多いでしょう。
コストを抑える一番の方法は、最初から高価な花材を使わないことです。定番カラーのバラやアジサイは比較的手に入りやすく、価格も安定しています。限定色や珍しい花材は、慣れてから取り入れる方が安心です。
また、すべてを新品でそろえようとせず、最低限必要な道具だけを購入し、必要に応じて買い足していくのもおすすめです。最初は「作り続けられそうか」を見極める期間と考えると、無理のない投資で始められます。
私自身も、最初は小さなブーケ用の花材だけを購入し、何度か作ってから少しずつ材料の幅を広げていきました。その方が、花材を無駄にすることもなく、安心して続けられました。
材料と道具を知るだけでブーケ作りはぐっと楽になる
プリザーブドフラワーのブーケ作りは、材料と道具の役割を理解するだけで、難しさが大きく減ります。
・メイン花・サブ花・グリーンを意識する
・ワイヤーとテープで形を作る
・最初は小さなサイズから始める
この3点を押さえて準備すれば、次の「作り方」の工程が驚くほどスムーズになります。
【基本編】プリザーブドフラワーのブーケアレンジの作り方|5ステップで解説

下準備と花材チェックの重要性
プリザーブドフラワーのブーケ作りで、完成度を大きく左右するのが「作り始める前の下準備」です。初心者ほど、早く組みたくてこの工程を省いてしまいがちですが、ここを丁寧に行うことで失敗は大きく減ります。
まず行うのは、花材の状態チェックです。花びらが欠けていないか、割れやすくなっていないかを一輪ずつ確認します。プリザーブドフラワーはとても繊細なので、少しの衝撃でもダメージを受けていることがあります。気になる部分があれば、外側の花びらを1枚だけ外すだけでも、見た目がきれいに整います。
次に、使う花材をすべてテーブルの上に並べてみましょう。このとき、「どれを主役にするか」「どれを周りに使うか」をなんとなくで構いませんのでイメージします。事前に全体像を思い浮かべておくだけで、組むときに迷いにくくなります。
下準備は地味な作業ですが、ここでブーケの完成イメージを作っておくことが、華やかな仕上がりへの近道になります。
ワイヤリングの正しいやり方
ワイヤリングは、プリザーブドフラワーのブーケ作りで最も重要な工程のひとつです。ここが雑だと、どんなにきれいに組んでも途中で崩れやすくなります。
基本は、花のガク部分にワイヤーを通し、左右を折り下げて茎の代わりを作る方法です。力を入れすぎると花が割れてしまうため、「支える」意識で優しく行うことが大切です。
ワイヤーの太さは、花の大きさに合わせて選びます。大きめの花には少し太め、小花やグリーンには細めのワイヤーを使うと、全体のバランスが取りやすくなります。
すべての花材にワイヤーをかけておくことで、後の工程で長さや角度を自由に調整できるようになります。このひと手間が、ブーケを立体的に見せる大きなポイントです。
バランスよく組むブーケアレンジの組み方
いよいよブーケを組んでいく工程です。ここで意識したいのは、「一気に完成させようとしない」ことです。
まず、メインとなる花を中心に1輪持ちます。次に、その周りにサブフラワーを少しずつ加えていきます。このとき、正面だけでなく、横や上からも確認しながら組むことが重要です。
花は同じ高さにそろえず、少しずつ高さに変化をつけることで、自然な動きが生まれます。また、花と花の間にグリーンを入れることで、色の切り替えがなめらかになり、全体がまとまりやすくなります。
途中で「少し広がりすぎたな」と感じたら、軽く締め直して構いません。ブーケは何度でも調整できます。焦らず、少しずつ形を整えていくことが、美しいブーケにつながります。
テーピングと持ち手処理のコツ
全体の形が決まったら、次はテーピングです。テーピングは、ブーケをひとつにまとめ、持ちやすくするための大切な工程です。
まず、花の根元から少し下の位置をテープで固定します。このとき、強く引っ張りすぎず、ワイヤーを包み込むように巻いていくのがコツです。途中で緩んでしまうと、完成後に形が崩れやすくなります。
持ち手部分は、手で持ったときに痛くならないよう、テープを重ねて巻きます。見た目よりも「持ちやすさ」を優先すると、実用的で美しいブーケになります。
仕上がりを美しく見せる最終調整
最後に、全体をぐるりと一周見渡して最終チェックを行います。正面・横・上から見て、飛び出している花や、逆に沈んでいる花がないかを確認します。
このとき、花を少し回すだけでも印象が大きく変わることがあります。「ここを少しだけ直したら、もっときれいになるかも」という感覚を大切にしてください。
完成したブーケを手に取った瞬間、ふわっと華やかな気持ちになるなら、それは成功です。完璧でなくても、自分で作ったブーケには特別な魅力があります。
順番を守ればブーケ作りは決して難しくない
プリザーブドフラワーのブーケ作りは、
- 下準備
- ワイヤリング
- 組み立て
- テーピング
- 最終調整
この順番を守るだけで、初心者でもしっかり形になります。
大切なのは、急がず、一つひとつの工程を丁寧に行うことです。
初心者でもおしゃれに見えるプリザーブドフラワーのブーケ作りのコツ
色合わせで失敗しない考え方
ブーケをおしゃれに見せたいと思ったとき、多くの人がまず悩むのが「色合わせ」です。実は、色選びをシンプルにするだけで、初心者でも一気に洗練された印象のブーケが作れるようになります。
基本の考え方は、色を使いすぎないことです。目安としては、メインカラー1色、サブカラー1色、アクセントカラー1色の合計2〜3色までに抑えると、全体がまとまりやすくなります。たとえば、淡いピンクを主役にするなら、白やベージュを合わせ、グリーンで全体を引き締める、といった組み合わせです。
華やかさを出したい場合でも、色を増やすより「明るさの差」を意識する方が効果的です。同系色で濃淡をつけるだけでも、ブーケに奥行きが生まれます。最初は「少なすぎるかな?」と感じるくらいが、仕上がってみるとちょうど良いことが多いです。
高さ・奥行きを出す配置の工夫
おしゃれなブーケに見えるかどうかは、花の配置でほぼ決まります。ポイントは、すべての花を同じ高さにそろえないことです。
中心となる花を少し高めに配置し、周りに行くにつれて徐々に低くしていくと、自然な立体感が生まれます。また、正面だけを意識するのではなく、横から見たときにも奥行きが出ているかを確認することが大切です。
奥行きを出すコツは、すべての花を前に向けないことです。少し斜めに向けたり、角度を変えたりするだけで、動きのあるブーケになります。配置に迷ったときは、「花が呼吸できる隙間があるか」を意識すると、詰め込みすぎを防げます。
花材を入れすぎない判断基準
「何か足りない気がする」と感じて、花を足し続けてしまうのは、初心者が最もやりがちな失敗のひとつです。しかし、おしゃれなブーケほど、実は花材の数が少ないことも珍しくありません。
判断の基準としておすすめなのは、一度手を止めて全体を見ることです。花を1本足す前に、「このブーケで伝えたい雰囲気は何か」を考えてみましょう。やさしい、華やか、落ち着いた、など、テーマがぶれていなければ、それ以上足す必要はないかもしれません。
私自身、以前は「もう少し豪華にしたい」と思って花を足しすぎ、結果的に重たい印象になってしまったことがあります。その経験から、今では「迷ったら足さない」をルールにしています。この判断ができるようになると、ブーケ作りがぐっと楽になります。
ブーケを美しく見せる仕上げテクニック
最後の仕上げで意識したいのは、「遠くから見た印象」です。近くで見ると気にならない部分でも、少し離れて見ると、全体の形のゆがみが見えてくることがあります。
ブーケを腕を伸ばして持ち、正面・横・斜めから眺めてみてください。そのとき、気になる部分があれば、花の向きをほんの少し変えるだけで印象が大きく変わります。
また、グリーンが足りない部分に少しだけ足すと、全体が引き締まり、完成度が上がります。ここでも「少しだけ」がポイントです。最後にリボンやラッピングを加える場合は、ブーケの雰囲気を邪魔しない色を選ぶと、より上品に仕上がります。
おしゃれなブーケは引き算と配置で決まる
初心者でもおしゃれに見えるブーケを作るためには、
・色を使いすぎない
・高さと奥行きを意識する
・花材を入れすぎない
・仕上げで全体を見る
このポイントを押さえることが大切です。
難しいテクニックよりも、考え方を少し変えるだけで、ブーケの印象は大きく変わります。
よくある失敗例と対処法|プリザーブドフラワーのブーケ作り
花が折れる・割れる原因
プリザーブドフラワーのブーケ作りで、初心者が最もショックを受けやすいのが「花が折れてしまった」「花びらが欠けた」という失敗です。これは決して珍しいことではなく、原因を知っていれば防げるケースがほとんどです。
一番多い原因は、力を入れすぎてしまうことです。生花と同じ感覚で触ってしまうと、プリザーブドフラワーは耐えきれずに割れてしまいます。特にワイヤリングの際に、花の根元を強く押さえすぎるとダメージを受けやすくなります。
対処法として大切なのは、「支える意識」を持つことです。固定しよう、動かないようにしようと考えるほど、力が入りがちになります。花は動いても大丈夫、と考え、やさしく扱うだけで破損のリスクは大きく下がります。
形がまとまらない理由
「最後まで作ったのに、なんだか形が決まらない」という悩みも非常によくあります。この原因の多くは、一度に完成させようとしていることにあります。
ブーケは、少しずつ調整しながら形を整えるものです。最初から「これが完成形」と決めてしまうと、違和感に気づいても修正しにくくなります。また、正面だけを見て組んでしまうと、横や上から見たときにバランスが崩れやすくなります。
対処法はシンプルで、こまめに全方向から確認することです。花を数本足すごとに、少し離れて全体を見る習慣をつけると、形の崩れに早く気づけるようになります。
安っぽく見えてしまう原因
「材料は悪くないのに、なぜか安っぽく見える」という悩みも、多くの初心者が経験します。この原因は、花材そのものよりも、使い方にあることがほとんどです。
よくあるのが、色を使いすぎてしまうケースです。華やかにしたい気持ちから色数を増やすと、かえってまとまりがなくなり、雑多な印象になります。また、すべての花を同じ向き・同じ高さにそろえてしまうと、平面的で単調なブーケになってしまいます。
対処法としては、色数を減らし、花の高さや向きに変化をつけることです。特にグリーンをうまく使うと、全体が引き締まり、ブーケの質感が一段上がったように見えます。
やり直しがきく部分・きかない部分
ブーケ作りをしていると、「ここは直せるのかな?」と不安になる場面があります。結論から言うと、ブーケは意外とやり直しがきくものです。
花の配置や角度、全体の広がりは、何度でも調整できます。テーピング前であれば、思い切って組み直しても問題ありません。失敗したと感じたときほど、一度手を止めて、深呼吸してから見直すことが大切です。
一方で、花びらが割れてしまった場合は、完全に元に戻すことはできません。ただし、外側の花びらを1枚外したり、角度を変えたりすることで、目立たなくすることは可能です。「完璧に直す」よりも、「きれいに見せる」方向で考えると、気持ちも楽になります。
失敗は避けるものではなく、減らせるもの
プリザーブドフラワーのブーケ作りに失敗はつきものですが、その多くは事前に防ぐことができます。
・力を入れすぎない
・こまめに全体を見る
・色や花材を使いすぎない
・やり直せる部分を知っておく
これらを意識するだけで、失敗は「怖いもの」ではなくなります。失敗を経験することで、次のブーケは必ず良くなります。
作ったプリザーブドフラワーのブーケを長く楽しむ保存・飾り方
劣化を早めるNG環境
せっかく丁寧に作ったプリザーブドフラワーのブーケは、できるだけ長く美しい状態で楽しみたいものです。そのためにまず知っておきたいのが、ブーケの劣化を早めてしまう環境です。
プリザーブドフラワーが最も苦手とするのは、高温多湿と直射日光です。湿気が多い場所に置くと、花びらがベタついたり、色移りや色あせの原因になります。また、直射日光に長時間当たると、せっかくの鮮やかな色が少しずつ薄くなってしまいます。
よくあるNG例としては、窓際、キッチン周り、浴室の近くなどです。見た目がよくても、これらの場所はプリザーブドフラワーにとっては過酷な環境になります。ブーケを長持ちさせるためには、まず「置かない場所」を知ることがとても重要です。
正しい飾り場所の選び方
では、どこに飾るのが良いのでしょうか。基本は、風通しがよく、直射日光が当たらない室内です。リビングや玄関、寝室など、安定した環境の場所が適しています。
ブーケは、花瓶に立てて飾るだけでなく、横に寝かせたり、壁にかけたりしても楽しめます。ただし、どの飾り方でも「花に重みがかかりすぎない」よう注意しましょう。長期間同じ向きで置くと、花の形が少しずつ変わることがあります。
また、ほこりがたまりやすい場所では、定期的にやさしく払ってあげることも大切です。強く触らず、柔らかい筆やブロワーで軽く落とす程度で十分です。
ギフトとして渡すときの注意点
プリザーブドフラワーのブーケは、ギフトとしてもとても人気があります。ただし、渡す際にはいくつか気をつけたいポイントがあります。
まず、保存方法を一言添えることです。「直射日光と湿気を避けてくださいね」と伝えるだけで、相手も安心して飾ることができます。知らずに窓際に置いてしまい、劣化してしまうケースは意外と多いものです。
また、ラッピングをする場合は、密閉しすぎないことも重要です。通気性が悪いと、湿気がこもりやすくなります。渡す直前までラッピングし、長期間包んだままにしない工夫をすると安心です。
数年後もきれいに保つ考え方
プリザーブドフラワーは「永久に同じ状態で保てる花」ではありませんが、正しく扱えば数年単位で楽しむことができます。そのために大切なのは、「完璧を求めすぎないこと」です。
時間が経つにつれて、少しずつ色が落ち着いたり、風合いが変わったりすることは自然な変化です。その変化も含めて楽しむ気持ちを持つと、ブーケへの愛着がより深まります。
もし一部が傷んできた場合でも、花を抜いて別の花材と組み替えたり、小さなブーケに作り直したりすることもできます。プリザーブドフラワーは、形を変えて楽しめる点も大きな魅力です。
飾り方を知ればブーケの美しさは長く続く
プリザーブドフラワーのブーケを長く楽しむためには、
・高温多湿と直射日光を避ける
・安定した室内に飾る
・ギフト時は保存方法を伝える
・経年変化も楽しむ
この考え方を意識するだけで、ブーケの美しさは大きく変わります。
まとめ|手にした瞬間、気持ちが華やぐブーケは手順で作れる
プリザーブドフラワーのブーケ作りは、特別なセンスや経験がないとできないものではありません。大切なのは、「花の特性を知り、順番を守って作ること」です。
まず、プリザーブドフラワーは生花のように見えて、とても繊細な素材であることを理解することが出発点になります。そのうえで、ブーケの基本構造や役割を知り、初心者向きの花材と道具を選ぶことで、作業のハードルはぐっと下がります。
作り方の工程では、下準備からワイヤリング、組み立て、テーピング、最終調整という流れを丁寧に進めることで、形が自然に整っていきます。途中で迷ったり、思い通りにならなかったりしても、ブーケは何度でも調整できる点が大きな魅力です。
また、おしゃれに仕上げるためには、色を使いすぎないこと、高さや奥行きを意識すること、花材を足しすぎないことが重要です。これらは難しいテクニックではなく、少し意識を変えるだけで実践できる考え方です。
完成したブーケは、飾り方や保存環境に気を配ることで、長く楽しむことができます。時間とともに変化する風合いも含めて、自分で作ったブーケを大切にすることで、花のある暮らしがより豊かなものになります。
まずは小さなブーケひとつからで構いません。
この記事の手順を参考に、ぜひ「手にした瞬間、気持ちが華やぐブーケ作り」を楽しんでみてください。
















