
「大切な花を、ずっと美しいまま残したい」
そう思ったことはありませんか?
実は、専用の薬品を使わずに「シリカゲル」を使えば、誰でも自宅で簡単にプリザーブドフラワーを作ることができます。
でも、やり方を間違えると…せっかくの花が色あせたり、崩れてしまったり、元に戻らないことも。
私も最初は「花がパリパリになって失敗…」「何日乾燥させればいいのか分からない」など多くの失敗を経験しました。
だからこそ、この記事では 初心者でも失敗しない、シリカゲルを使ったプリザーブドフラワーの作り方 をわかりやすく解説します。
この記事を読めば、
✔ どんな花材が向いているのか
✔ シリカゲルの正しい使い方
✔ 乾燥から保存、アレンジ活用まで
まるごと理解でき、自信を持って自作に挑戦できるようになります。
たった1回の成功体験が、あなたの趣味やギフト作りをもっと楽しく変えてくれます。
それでは、シリカゲルを使った美しいプリザーブドフラワー作りの世界へご案内します。
目次
シリカゲルを使ったプリザーブドフラワー作りとは?
プリザーブドフラワー作りにおいて、シリカゲルは非常に優れた乾燥手段のひとつです。自宅でも手軽に取り入れられ、初心者でも美しい仕上がりが期待できます。この記事では、シリカゲルを使ったプリザーブドフラワー作りの基本や特徴、ドライフラワーとの違い、向いている花材などについて、わかりやすく解説します。
シリカゲルとは?なぜプリザーブドフラワーに使うの?
シリカゲルは、乾燥剤として知られる二酸化ケイ素の粒子です。お菓子の袋や靴の箱に入っていることも多く、湿気を吸収する働きがあります。プリザーブドフラワー作りに使う理由は、「花の水分を素早く吸収し、色や形を崩さずに乾燥できる」という特性があるからです。
自然乾燥で作るドライフラワーは、時間をかけて水分が抜けるため、色あせや花びらの変形が起きやすくなります。それに対してシリカゲルを使うと、短期間で花の水分を吸収できるため、色の鮮やかさや花の形を比較的そのまま保てます。特にバラやカーネーションのように花びらが重なり合う花では、シリカゲルによる乾燥が効果を発揮します。
また、密閉容器に入れて乾燥させるため、外気による酸化や湿気の影響を受けにくいという点もメリットです。家庭でプリザーブドフラワーを作る場合、シリカゲルを使うことで成功率が格段に上がります。
プリザーブドフラワーとドライフラワーの違い
「ドライフラワーとどう違うの?」と疑問に思う方も多いかもしれません。プリザーブドフラワーとドライフラワーは、どちらも生花を加工して長期間楽しめるようにしたものですが、目的と加工方法が異なります。
ドライフラワーは、空気にさらして自然に水分を抜いたもの。風通しの良い場所に吊るして乾かす方法が一般的ですが、乾燥に時間がかかり、花びらが縮んだり、色がくすんだりすることがあります。一方、プリザーブドフラワーは、水分を抜いた後に専用の液体で色素を補い、生花のような質感と鮮やかな色合いを保つことを目的としています。
シリカゲルは、プリザーブド加工の前段階で「美しく乾燥させる」ために使うことができます。つまり、シリカゲルを用いた乾燥は、ドライフラワーとしてもプリザーブドフラワーとしても応用可能ですが、最終的にどちらに仕上げるかで工程が変わってくるのです。
どんな花材がシリカゲル法に向いている?
すべての花がシリカゲルでうまく乾燥できるわけではありません。成功しやすいのは、花びらに厚みがあり、ある程度しっかりとした構造を持つ花材です。
たとえば、バラ、カーネーション、ダリア、マリーゴールドなどは、シリカゲルでの乾燥に向いています。花びらが重なっていても、シリカゲルの粒子が隙間に入り込むことで均等に乾燥できるため、元の形を崩さずに仕上げられるのです。
逆に、アジサイやコスモスのように花びらが薄く繊細なものは、乾燥中に花びらが折れたり崩れたりするリスクが高いため、注意が必要です。また、開ききった花よりも、6〜7分咲きくらいの状態で使う方が、仕上がりが自然で美しくなります。
シリカゲルでできること・できないこと
シリカゲルを使えば、短時間で美しく乾燥した花を作ることができますが、万能ではありません。以下に、できること・できないことをまとめておきます。
できること:
- 色鮮やかに乾燥できる
- 花の形をキープしやすい
- 乾燥時間が短く、1日〜数日で仕上がる
- 花材に合わせて繰り返し使える
できないこと:
- 非常に繊細な花材は崩れやすい
- 元の生花と完全に同じ色・質感は再現できない
- 保存状態が悪いと劣化が早まる
- 一部の濃い色(赤・紫など)は変色することもある
つまり、シリカゲル法は「生花に近い見た目で、長期間保存できる花を作る」目的にとても向いていますが、花材の選び方や作業環境には注意が必要です。うまく使えば、市販のプリザーブドフラワーに負けない作品が家庭でも作れます。
まとめ
この章では、シリカゲルを使ったプリザーブドフラワー作りの基本について紹介しました。シリカゲルの吸湿性を活かすことで、花の色や形を保ちながら効率的に乾燥させることができます。プリザーブドフラワーとドライフラワーの違いや、シリカゲルに適した花材の選び方、できること・できないことを理解することで、より満足度の高い作品が作れるようになるはずです。次章では、実際に必要な材料や道具、シリカゲルの種類について詳しく解説していきます。
準備するもの&材料選びのポイント
プリザーブドフラワー作りを成功させる鍵は、始める前の準備にあります。特に、シリカゲルを用いた方法では「使う道具や花材の選び方」が仕上がりに大きく影響します。この章では、初心者が押さえておくべき準備物や材料選びのポイントを、わかりやすく解説します。
必要な道具・材料一覧(シリカゲル、容器、花材、着色/脱色液など)
シリカゲルでプリザーブドフラワーを作るには、以下のような道具と材料を用意しましょう。基本的に、100円ショップやホームセンター、手芸店、ネット通販で揃えることができます。
基本の材料と道具:
- シリカゲル(乾燥剤): 主に「青色シリカゲル」や「白色シリカゲル」が使われます。粒の細かさが花の隙間に入りやすく、均等に乾燥できます。
- 密閉できる容器: タッパーやプラスチックケースなど。蓋がしっかり閉まるもので、花材とシリカゲルを密封できるものを選びましょう。
- ピンセット/スプーン: 花を優しく扱うために必要。取り出すときに花を傷めないように注意。
- 花材: バラ、カーネーション、ガーベラなど、後述の条件に合ったもの。
- キッチンペーパー: 花の水気を軽く拭き取るために使います。
- 着色液(任意): 色が薄くなった場合に補うために使います。プリザーブド専用のカラー液があります。
- 脱色液(任意): 自然な色ではなく、好みのカラーに着色したいときに使います。
必要な量の目安として、シリカゲルは花材1本あたり200g〜300g程度、容器は花の大きさに応じて「少し余裕がある」サイズが理想です。
シリカゲルの種類と選び方(粒タイプ・粉タイプ)
一口にシリカゲルと言っても、形状や用途には種類があります。プリザーブドフラワーに適しているのは「細かい粒状タイプ」で、以下のような特徴があります。
①青色シリカゲル(再生可能)
- 吸湿すると青からピンクに変色し、吸湿状態がわかりやすい。
- 電子レンジや天日干しで再利用が可能。
- 粒がやや粗めな場合があり、細かい隙間には入りにくいことも。
②白色シリカゲル(再生不可タイプが多い)
- 色の変化がないため、吸湿状態の判断が難しい。
- 粒が細かく、花の隙間にしっかり入りやすい。
- 1回使い切りのタイプが多い。
一般的には、初めての方には青色の再利用可能タイプがコスパも良くおすすめです。ただし、繊細な花材を扱う場合は、より細かい粒子の白色タイプが適しています。
また、「粉末状の超微粒シリカゲル」は、花材が傷つきやすいため、一般的な粒タイプの方が扱いやすいです。購入時は「プリザーブドフラワー用」と書かれた製品を選ぶと失敗しにくいでしょう。
花材選びのコツ(厚み・散りにくさ・咲き具合)
仕上がりの美しさを大きく左右するのが「花材選び」です。適した花材にはいくつかの共通点があります。
ポイント1:花びらに厚みがあるもの
薄すぎる花びらは乾燥中に破れたり、しぼんでしまうことがあります。バラやカーネーションのような厚みのある花びらは、型崩れしにくく、仕上がりがきれいです。
ポイント2:散りにくい構造のもの
アジサイや桜のような散りやすい花は、取り扱いが難しく初心者向きではありません。できるだけ花の構造がしっかりしているものを選びましょう。
ポイント3:7分咲き程度がベスト
満開の状態は美しく見えますが、乾燥中に形が崩れやすくなります。少しつぼみが残るくらいの咲き具合が最も自然な仕上がりになります。
おすすめの花材:
- バラ
- カーネーション
- ダリア
- ガーベラ
- 小さめのガーデンローズ
花を購入する際は、「花びらがしっかりしていて傷みが少ないもの」「水揚げから日が浅いもの」を選ぶと良いでしょう。
下処理の仕方(茎のカット、水揚げ、余分な葉の除去)
花材を用意したら、乾燥に入る前に「下処理」をしておくことが大切です。この作業が仕上がりの美しさと保存性を大きく左右します。
①茎のカット
基本的に、プリザーブドフラワーでは茎は必要ありません。茎を1cm程度残してカットし、短く揃えると容器にも収まりやすく、シリカゲルが行き渡りやすくなります。
②水揚げ後の乾燥
購入直後の花には多くの水分が含まれています。水揚げしてから1日程度、風通しの良い場所に置いて、花全体の水分をある程度抜いてから乾燥に入ると、変色しにくくなります。
③余分な葉やガクの除去
乾燥に不要な葉やガクは、残しておくとカビや変色の原因になります。必要に応じて取り除き、中心の花部分だけを残すようにすると、乾燥ムラを防げます。
④キッチンペーパーで水気を取る
最後に、花びらや茎の表面に残った水分をキッチンペーパーで優しく拭き取りましょう。濡れたままだと、シリカゲルの吸湿能力が落ちたり、均等に乾かなくなることがあります。
このように、準備段階で丁寧に下処理を行うことで、乾燥後の仕上がりが大きく変わってきます。
まとめ
この章では、シリカゲルを使ったプリザーブドフラワー作りのために必要な道具や材料、シリカゲルの種類、花材の選び方、そして下処理のポイントについて詳しく紹介しました。準備を丁寧に行うことは、失敗のリスクを減らし、美しく長持ちするフラワー作品を作るための第一歩です。次の章では、実際の「作り方手順」を詳しく解説していきますので、そちらもぜひご覧ください。
シリカゲルを使ったプリザーブドフラワーの作り方手順
シリカゲルを使ったプリザーブドフラワー作りは、基本をしっかり押さえれば初心者でも十分に美しく仕上げられます。この章では、実際の作業手順を4つのステップに分けて、わかりやすく丁寧に解説していきます。
花材の準備・カットからスタート
まず最初に行うのが、花材の準備です。前の章で紹介した通り、適した花材を選んだら、以下のような準備をしておきましょう。
1. 茎のカット:
茎は1〜2cmほど残してカットします。長すぎると容器に入らなかったり、シリカゲルが隙間に入りにくくなるため、短くカットすることがポイントです。
2. 不要な葉やガクの除去:
乾燥を妨げたり、カビの原因となる余分な葉やガクは取り除きます。残しておきたい場合は、乾燥後に接着剤で付け直すことも可能です。
3. 水分の除去:
花材全体をキッチンペーパーで優しく包み、水滴や表面の水分を取り除いておきましょう。花が湿っていると、乾燥にムラができたり、変色の原因になります。
4. 必要なら数時間の“予備乾燥”:
特に水分を多く含む花は、風通しの良い場所で数時間〜半日程度置いて予備乾燥させると、シリカゲルでの仕上がりがよりきれいになります。
準備が整ったら、いよいよシリカゲルでの乾燥工程に入ります。
シリカゲル容器への埋め込み方法
乾燥工程の中でも、特に重要なのがこの“埋め込み”の作業です。正しく埋め込むことで、花の形や色を崩さず、美しく仕上げることができます。
1. 容器の底にシリカゲルを敷く:
まず密閉容器の底に、2〜3cmほどシリカゲルを平らに敷き詰めます。ここが花の“土台”になります。
2. 花を上向きに置く:
花の頭が上を向くように、そっと容器に置きます。横向きにすると形が崩れやすいため、できるだけ正面を保った状態でセットしましょう。
3. 花びらの間にシリカゲルを詰める:
スプーンや指先を使いながら、花びらの隙間にやさしくシリカゲルを流し込みます。無理に押し込むと花びらが潰れるので、軽く振動させながら均等に行き渡らせるのがコツです。
4. 花全体を埋める:
花が完全にシリカゲルの中に埋まるまで、ゆっくりとシリカゲルを加えていきます。上から軽くならすようにして、隙間がないように注意します。
5. 密閉して保存:
すべての花を埋め終えたら、フタをしっかり閉めて密閉状態にします。空気の出入りがあると湿気が混入し、乾燥にムラが出る原因になります。
乾燥期間・タイミングの目安
シリカゲルに花を埋め込んだら、次は乾燥期間の管理です。乾燥にかかる時間は、花の種類や湿度、シリカゲルの量によって異なりますが、おおよその目安を知っておくと安心です。
一般的な乾燥時間の目安:
- バラ:3〜5日
- カーネーション:2〜4日
- ガーベラ:2〜3日
- 小花(かすみ草など):1〜2日
ポイント:
- 完全に乾燥するまで取り出さないようにしましょう。途中で開けると湿気が入り、乾燥がムラになる原因になります。
- 透明な容器であれば、側面から様子を見ることができますが、不透明な場合は予定日数が経過するまで我慢が必要です。
- 気温や湿度が高い季節は、乾燥期間がやや長くなる傾向があります。
乾燥が終わるタイミングは、花びらがカサカサになり、触っても形が崩れない程度が目安です。
取り出し・仕上げ・余分なシリカゲルを落とすコツ
乾燥が終わったら、いよいよ取り出しと仕上げの工程です。この作業も丁寧に行うことで、完成度が格段に高まります。
1. 花を慎重に取り出す:
ピンセットを使って、ゆっくりと花を持ち上げます。無理に引っ張ると花びらが割れることがあるので、容器を少し傾けて取り出すと良いでしょう。
2. シリカゲルを落とす:
スプーンの背や柔らかい筆(化粧用ブラシなど)を使って、花に付いたシリカゲルを優しく落としていきます。強くこすると花びらが破れるので、軽くなでるように作業します。
3. 仕上がりをチェック:
花の形が整っているか、変色や破れがないか確認しましょう。必要であれば、着色液で色味を補うことも可能です。
4. 必要に応じて接着や補強:
花びらが少し外れた場合は、木工用ボンドなどで接着して補強します。ワイヤーやテープで茎部分を整えると、アレンジしやすくなります。
この段階で、プリザーブドフラワーとしてそのまま飾っても良いですし、次章で紹介するようなアレンジ作品に活用することもできます。
まとめ
この章では、シリカゲルを使ったプリザーブドフラワーの作り方を4つのステップで解説しました。花材の準備からシリカゲルへの埋め込み、乾燥の管理、そして仕上げの方法まで、ひとつひとつの作業を丁寧に行うことで、美しく保存性の高い作品が作れます。次の章では、作成中に起きやすい失敗やトラブルへの対処法をご紹介します。
失敗しないためのコツ&よくあるトラブル対策
プリザーブドフラワー作りは繊細な作業の連続です。とくにシリカゲルを使った方法では、「正しいやり方」を知らないと、色あせ、花びらの崩れ、カビなどのトラブルに繋がってしまいます。
この章では、失敗を未然に防ぐためのポイントと、実際に起こりがちなトラブルとその対処法を具体的に紹介します。
色あせ・変色を防ぐ方法
もっとも多い失敗のひとつが、「乾燥後に花の色がくすんでしまった」というものです。プリザーブドフラワーの魅力は、まるで生花のような鮮やかな色を長く保てること。その色を守るためには、いくつかの注意点があります。
1. 直射日光を避ける:
日光に長時間当たると、花の色素が分解されて色あせの原因になります。乾燥中だけでなく、完成後も直射日光の当たる窓辺などは避けましょう。
2. 高温多湿を避ける:
湿度が高いとシリカゲルが湿気を吸いきれず、色むらや変色が起こりやすくなります。エアコンのある室内や除湿された場所で作業するのがおすすめです。
3. 花材選びの段階で発色の良いものを:
もともと色が薄い・傷みのある花は、乾燥によってさらに色がくすみやすくなります。鮮やかな色の健康な花を選ぶことが大切です。
4. シリカゲルの交換や再生:
使用済みのシリカゲルを使い回すと、吸湿力が落ちて色むらや変色の原因になります。ピンクに変色している場合は電子レンジなどで再生させましょう(青色シリカゲルの場合)。
これらを実践するだけで、乾燥後も花の色が美しく保たれ、作品の完成度がグッと上がります。
花びらが崩れる・形が潰れるのを防ぐポイント
「取り出したら花びらがパリパリでボロボロに…」というのもよくある失敗です。これは花材の扱い方や乾燥方法に原因があります。
1. 花材の状態が開きすぎていないか確認:
満開の花は、乾燥中に外側の花びらから崩れやすくなります。7分咲き程度が理想です。
2. シリカゲルが花全体に均等に行き渡っているか?
花びらの隙間にシリカゲルがきちんと入っていないと、乾燥ムラができて、柔らかい部分が潰れる原因に。指先やスプーンで丁寧に埋め込むようにしましょう。
3. 取り出す際はピンセットでやさしく:
乾燥後の花は非常に繊細。無理に引っ張ったり、指でつかんだりすると破損しやすいです。花の下からピンセットを添えるようにすると形が保ちやすくなります。
4. 乾燥が不十分なまま取り出していないか?
乾燥時間が短いと、花の内部に水分が残っていて崩れやすくなります。触ってカサカサしていない、しっとりしている感触がある場合は、もう1〜2日乾燥を続けましょう。
慎重に扱うことが、美しい花の形を守るための大前提です。
湿気・カビ・虫・ホコリへの対策
「せっかく作ったのにカビが生えてしまった…」というトラブルも意外と多く、完成後の保管方法が大きなカギを握ります。
1. 完全に乾燥してから取り出す:
内部にわずかでも水分が残っていると、保存中にカビが発生する可能性があります。乾燥期間を十分に確保しましょう。
2. 湿度の低い場所で保存:
完成後のプリザーブドフラワーは、湿度の高い場所(洗面所・窓辺・台所など)を避け、湿度50%以下の環境で保存するのが理想です。
3. 透明ケースやボックスに入れて保管:
ホコリや虫の侵入を防ぐためにも、密閉できるケースやアレンジ用のクリアボックスに入れておくと安心です。
4. 防虫剤や乾燥剤を一緒に入れる:
市販の乾燥剤や防虫剤を小袋で入れておくと、湿気対策と虫の予防に役立ちます。ただし、花に直接触れないよう注意してください。
保存状態に気を配ることで、作品の美しさを1〜2年、長ければ5年以上維持することも可能です。
初心者が陥りやすいミスと回避策
最後に、初心者がよくしてしまうミスと、それを避けるための具体的なアドバイスを紹介します。
| よくあるミス | 原因 | 回避策 |
|---|---|---|
| 花が変色する | 日光や湿気、シリカゲルの劣化 | 陽の当たらない場所で保管し、シリカゲルは再生または新しいものを使用 |
| 花びらが崩れる | シリカゲルの充填不足、取り扱いミス | 丁寧に花を埋め、取り出し時はピンセット使用 |
| カビが生える | 乾燥不足、湿度の高い保管環境 | しっかり乾燥させ、密閉ケースで保存 |
| 色がムラになる | 花の水分残留、シリカゲルが均等でない | 下処理を丁寧にし、均一にシリカゲルをかける |
| 花が潰れる | 花の置き方や埋め方が不適切 | 花を立てるようにして置き、周囲を丁寧に埋める |
これらのトラブルは、ほとんどが「準備不足」や「手順の省略」によって起こります。最初は手間に感じるかもしれませんが、一つひとつ丁寧に作業することで、作品の完成度と満足度は確実に上がります。
まとめ
この章では、プリザーブドフラワー作りで起きやすいトラブルとその防止策について詳しくご紹介しました。色あせやカビ、形崩れを防ぐためには、乾燥環境や作業手順に細心の注意を払うことが重要です。「失敗しないコツ」を知っておけば、自宅でも安心してフラワー加工に挑戦できます。次の章では、完成後の保存方法やアレンジ活用術をご紹介します。
完成後の保存・アレンジ活用方法
プリザーブドフラワーがきれいに乾燥できたら、それで終わりではありません。完成後の「保存のしかた」や「どのように飾るか」で、作品の寿命や楽しみ方が大きく変わります。この章では、プリザーブドフラワーを長く美しく保つための保存のポイントと、初心者でも簡単にできるアレンジ活用のアイデアを紹介します。
プリザーブドフラワーを長持ちさせる保存条件
せっかく作ったプリザーブドフラワーも、保存方法を誤ると短期間で色あせたりカビが生えたりしてしまいます。美しさを長くキープするために、以下の条件を守ることが重要です。
1. 湿気の少ない場所で保管する
プリザーブドフラワーは湿気に弱く、湿度が高いとカビや花びらの崩れの原因になります。梅雨時期や湿度の高い地域では、乾燥剤を一緒に入れたり、密閉できる容器やケースに入れて保管するのが理想的です。
2. 直射日光を避ける
紫外線は花の色素を分解してしまいます。日光が当たる場所に飾ると、色あせが早く進行してしまうため、間接光の当たる明るい室内に飾るのが適しています。
3. 高温を避ける
高温の環境では、花の着色成分がにじんだり、花びらが劣化しやすくなります。暖房の風が直接当たる場所や、電化製品の近くなどは避けましょう。
4. ホコリや虫から守る
飾っている間にホコリが積もると見た目が悪くなるだけでなく、取り除こうとして花を傷つけることにもつながります。ガラスケースやアクリルボックスに入れるとホコリ・虫を防ぎながら美しく展示できます。
5. 触れすぎないこと
花びらはとても繊細なので、飾るときはなるべく触らずに、飾ったままにしておくのがベストです。移動や掃除の際はピンセットやグローブを使うと安全です。
このような保存条件を守るだけで、プリザーブドフラワーの寿命は1〜3年、上手に管理すれば5年以上美しさを保つことも可能です。
ギフト・インテリア・ボトル/リースへのアレンジアイデア
完成したプリザーブドフラワーは、さまざまな形で活用できます。市販の作品のように、アレンジ次第でプレゼントにもインテリアにも応用可能です。
1. ガラスボトルアレンジ
小さなプリザーブドフラワーをガラス瓶に詰めてリボンを巻けば、簡単にかわいいインテリアに早変わり。瓶の中にはLEDライトを入れると、夜には間接照明としても使えます。
2. フラワーリース
乾燥させた花をワイヤーでつなぎ、リース型に仕上げると玄関や壁掛けに最適です。季節感のある色合いでまとめると、おしゃれ度がアップします。
3. ギフトボックスアレンジ
小さな箱にスポンジを敷き、花を詰め込んでギフト用のラッピングを施せば、手作りのプレゼントになります。誕生日や母の日などの贈り物にもぴったりです。
4. 写真立て・時計と組み合わせる
プリザーブドフラワーをフォトフレームや置き時計に装飾として加えることで、オリジナルの記念品が作れます。思い出の写真と一緒に飾ることで、より感動的な作品になります。
5. ハーバリウム風アレンジ
液体に浸す本格的なハーバリウムとは異なりますが、似たようなボトルデザインで見せることで、おしゃれな装飾品として人気があります。
これらのアレンジは特別な技術がなくてもできるため、初心者にもおすすめです。
コスト・時間の目安と初心者向けの手軽な始め方
「材料費はいくらぐらい?」「時間はどれくらいかかるの?」と気になる方も多いでしょう。自宅でのプリザーブドフラワー作りは、意外とリーズナブルに始められます。
材料費の目安:
- シリカゲル(1kg):約800〜1,200円
- 花材(1〜3輪):300〜1,000円
- 容器や道具類:自宅にあるもので代用可能 or 500〜1,000円
- 合計:約2,000〜3,000円程度
時間の目安:
- 準備・下処理:30〜60分
- 乾燥期間:2〜5日(放置時間)
- 取り出し・アレンジ:30分〜1時間
初心者には、まず「1種類の花(例:バラ)」で少量から試してみるのがおすすめです。失敗してもコストが小さく、慣れてから複数の花やアレンジにチャレンジすることで、スムーズにスキルアップできます。
さらに上達したい人のための応用テクニック
「もう少し高度な作品を作りたい」「販売を目指したい」という方は、次のようなステップアップ方法に挑戦してみましょう。
1. 脱色+着色の応用
花の自然な色を一度抜いてから、自分の好きな色に染め直すことで、オリジナリティの高い作品が作れます。専用の脱色液と着色液を使えば、淡いブルーやパステルピンクなど、自然界にはない色合いも表現可能です。
2. 複数の花材を組み合わせたブーケ制作
異なる花の大きさや色を組み合わせることで、より豪華で立体感のある作品になります。ワイヤリングやフローラルテープを使って、手持ちのブーケや卓上アレンジも可能です。
3. 花以外の素材を取り入れる
木の実、フェイクグリーン、リボン、ドライフルーツなどを加えることで、ナチュラル系やアンティーク調の雰囲気を演出できます。
4. ギフト・販売用のパッケージデザインを工夫する
商品として売る場合は、ボックスやラベル、取扱説明書のデザインまで工夫することで、見た目の価値がぐっと上がります。
独自性を出すことで、ハンドメイド販売サイトやSNSなどでも注目されやすくなります。まずは小さなステップから、ぜひ楽しみながら挑戦してみてください。
まとめ
この章では、プリザーブドフラワー完成後の保存方法や、アレンジ活用のアイデアについて紹介しました。湿気・日光・温度に気をつけることで、美しさを長持ちさせることができます。また、ガラスボトルやリース、ギフトボックスなど、飾り方によってさまざまな魅力を引き出せます。次の章では、記事全体のまとめに入りますので、もう一度ポイントを整理しましょう。
まとめ|シリカゲルで叶える、手作りプリザーブドフラワーの魅力
この記事では、シリカゲルを使ったプリザーブドフラワーの作り方について、準備から完成後のアレンジ活用まで詳しく解説しました。
まず、プリザーブドフラワーは「生花のような美しさを長く楽しめる」点が大きな魅力であり、その鍵を握るのが「シリカゲルによる乾燥法」です。市販の加工液や特殊な機材がなくても、自宅にある道具とシリカゲルさえあれば、誰でも本格的なフラワー作品を作ることができます。
準備段階では、花材選びや下処理、シリカゲルの選定が成功の決め手になります。作業中は、花の向きや乾燥期間、取り扱い方に注意し、丁寧な作業を心がけることで、色鮮やかで美しい花が完成します。
完成後は、湿気・日光・高温を避けた適切な保存を意識することで、作品の寿命を大きく延ばせます。また、ガラスボトルやリース、ギフトアレンジなど、飾り方・贈り方次第で日常をもっと華やかに彩ることもできます。
「花を美しく残したい」「大切な人に手作りの贈り物をしたい」そんな想いがある方にとって、シリカゲルを使ったプリザーブドフラワー作りは、手軽で奥深く、何より楽しい体験になるはずです。
ぜひ、この記事を参考に、あなただけのオリジナル作品づくりにチャレンジしてみてください。












